2018年11月12日

これからのご開業事情は?

今迄のご開業支援を振り返ってみますと、割合にドクターのご希望に沿える案件等も有ったりして、それなりにご満足頂ける物件をご紹介出来ていた様に感じるのですが、これから先を考えてみた時に、今迄の様にドクターご自身のご希望に沿っての物件探索だけをしていて、本当にご成功する物件が見つかる物なのか?と云う疑問が湧いて参ります。
10年前に比べると、それなりに競合となる先生方のクリニックがそこかしこに出ており、その間隙を縫ってのご開業をされたとしても、やはり地理的に見た時には殆ど競合のエリア内と云える場所になってしまう傾向が感じられ、余り良い物件選びをしたと云う感じを受けないケースも見受けられますので、これから先については余程シッカリとした事前調査等をしない限りにおいては、本当にご満足の頂けそうな物件は見当たらないのでは?とも思う様になりました。
しかしそうは言いましても、まだまだこれからご開業のご検討をされるドクターは延々と続いて出て来られる訳であり、それらのドクターの皆様にも出来るだけ良い物件をご紹介させて頂き、更にご開業された後にはご成功をして頂きたいと思う気持ちには変わりありませんので、余計に良い物件を探すと云う部分に於いて、慎重さを求める比重が高まって来るものと思われます。
最近の傾向を見ておりますと、駅前の新築医療ビル等に於いては薬局様の主導と云う事もありますが、場所的には良いと思う物件であってもその賃料設定が高めになって来ており、まともに考えると保険診療だけをしていたのではその賃料を支払うのは困難なのでは?と思わされる物件が増えている様に感じられます。
しかし、そう云った物件であっても選ぶ自由の幅が狭まっている中においては、早い者勝ちと云った雰囲気に呑まれて早々にその賃料の高い物件へ手を出してしまうドクターもいる訳であり、その選択が正しければ良いのですが、そうで無ければ将来的に悲惨な結果に結び付く可能性が高くなりますので、弊社がお手伝いをさせて頂いているのであれば、ドクターに良く物件を吟味する様にご注意を促す場面になる訳です。
所が、現在多くの開業支援会社に於いてはその様な事には関心が薄く、早くドクターを物件に宛がってしまって医療機器類を売り込んだり、数値を高く盛った医療診療圏調査を見せたりして、少しでも早く売上に繋げようとする姿勢が見え隠れしており、弊社としてはドクター目線に立った時に非常に危ない感じを受けておりますし、酷い言い方をすれば食い物にされている様にも感じられます。
ですので、これからのご開業をご検討されるドクターに於いては、今迄と同じ様に物件を見るのではなく(現在のお住まいから30分圏内で通勤が可能なエリアだとか、駅前物件で無ければ全てNGであるとか、都心から離れた物件は論外だとか云うお話は、リセットすべき事柄であると云うべきです)、これからご開業されると云う現実をこれから新たに事業を始めると云う形にシビアに考え、何処でご開業すれば本当に当たるのか?と云う商売目線でご検討される事が正解な訳です。
その様にして考えて行きますと、既にご開業された先輩や同期のドクターへご相談される事自体が、躓きの始まりになり兼ねないと云う事を、新たにご認識される事をお勧め致しますし、是非、ご注意頂きたい事柄であると申し上げたい訳なのです。
今迄のご開業の環境とは今後のご開業の環境は大きく変化してきており、今迄の論理でご開業のご検討をしていたのでは、将来的に余り上手く行かないであろうと云う懸念が出て来ておりますので、その辺りの事を踏まえた上で慎重な物件選びをされ、更には安易に大手の会社であったり開業実績が多い事を売りにする会社へ依頼する事が、その会社のビジネスチャンスに結び付くだけで、逆にご自身の将来を潰す事になり兼ねないと云う危機感を持って、ご開業準備のパートナーとなる開業支援会社選びについても慎重にされる事が肝要になって参ります。
くれぐれもドクターご自身が食い物にされない様に、本当にご成功される事を真剣に検討してくれる開業支援会社様を選択して、素晴らしいご開業のスタートを切って欲しいものであると願っておりますし、是非、そう云った折にはご開業支援の数に於いては多くなくても、殆ど全てのお手伝いをさせて頂いたドクターがご成功されている実績を持つ弊社の方にご相談頂ければ、ご安心して頂けるものであると信じておりますので、お気軽にご連絡を賜れます様に宜しくお願い申し上げます。
posted by 医院開業物件パラダイス at 22:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月04日

新規ご開業をされたドクターの気持ち

つい先日11月1日にご開業されたドクターが、ご開業当日のお昼休みに私にお話をされた中に、ご自身の率直なご感想の部分がございました。
始めは開業する事についてはごく簡単なお話であり、物件さえしっかりと見ておけば後は何とかなりそうだと云った、気楽な考えでご開業のご検討をされた様でしたが、いざ実際にご開業の準備を進めて行くと、随分とドクターご自身が動かなければならない事やご自身でのご決定事項等も多々あり、コンサル会社さんが付いていれば、その方に任せておけば何とかなる位のお考えの様でしたので、実際にご開業の準備を進めていく内に、始めにご自身が考えていたのとは大きく異なり、人任せにしているだけでは殆ど事が進まない事を漸くご理解されて、準備期間の時間設定をご自身で短くしていた為に、非常に大変な思いをしてしまったと云う事をお話されておりました。
つまり、ご開業の準備について簡単に考えて舐めていたと云う事を仰られておりましたのですが、私自身も始めの内にドクターの方から代理人として動いて頂くと云ったお話をされましたので、飽くまでも弊社はコンサル若しくは開業のコーディネーターであり、ドクターの代理をする訳ではありませんので、はき違えて欲しくありませんと云うお話をしておりました。
普段から、病院内においてはご自身の診療以外の部分に於いては、他のスタッフが其々動いてくれていた環境下にあり、特に細かな部分等を様々に考える必要の無かった病院勤務時代とは、ご開業と云うものは全く異なりますので、ご開業されると云う事がどういう事であるのかと云う事を、シッカリと自覚された上でご検討される事が、ご自身の将来的な部分に必要になって参ります。
ご開業されますと、スタッフを雇い入れるのですが、スタッフ全員がドクターの方を見て指示を待つ形になりますので、ご自身がリーダーシップを発揮しなければ、何事もスムーズに前には進みませんし、スタッフを当てにして任せきりにする態度を取ると、直ぐに軽く見られてしまって統率のとれないクリニックになり兼ねませんので、非常に注意が必要になって参ります。
ご開業される前と云うのは、ドクターの頭の中で将来的には何をどの様にして行こうとか、様々な希望や夢が膨らむものなのですが、実際には着実に売り上げを上げながら内部留保を蓄えて行かなければ、将来的な展望が中々スタート出来ないと云う現実もございますので、まずは、シッカリとした売り上げを計上して行く方策を考えて行くべきかと存じます。
その上で、温めていた夢や展望を実現化して行くと云う姿勢にこそ、スタッフが付いて行くべきドクターであると認める形になるのだと思いますので、思いだけが先走ったり大風呂敷を広げる事等はせずに、着実にしかしスタッフへの対応にはケチケチせずにクリニックの運営をして行って頂ければ、先は明るいと云う事が言えると思います。
ご開業については、様々なお考えで動かれるドクターがおられますが、どのドクターにも共通していえる事として、まずお一人だけでのご開業準備と云うものはかなり厳しいと云う事であり、やはりそこにはプロとして動けるコンサル会社さんやコーディネーター会社さんを間に噛ませてお話を進めるのが、最も安心してご準備を進められるお話かと存じます。
そこで、さらに一歩進めて考えて見られるのが良いと云う部分に、ご開業直後についてはどうしますか?と云う部分であり、ご開業のご支援をされる会社様に於いては、その殆ど全ての会社がご開業と共に先生の元から去って行ってしまうと云う現実がございます。
成程、ご開業支援と云えばご開業するまでの準備のお手伝いと云う意味にもなり、ご開業当日から先は関係ございませんと云うスタンスですから致し方の無い事ですが、実はそのご開業後から約半年の間がドクターにとって、最も心細くなるブルーな期間に当たる訳であり、その時期に誰にも相談出来なかったり、売り上げ的に大丈夫なのか否かも判らず、只不安と闘う形になってしまう訳ですので、この部分までをサポートしなければ、本当の開業支援と云う言葉を使うには無理が有る様に感じられ、その事を以前から不義理の様に感じていた弊社としては、開業のお手伝いをさせて頂いたドクターへの細やかな恩返しと云う意味合いによって、ご開業の後については無料で適時お伺いさせて頂きながら、ドクターのお相手や売り上げ的な部分についてのサポートをさせて頂いております。
この様なご開業後のサポートについては、殆どの会社様に於いては有料での経営補助として請け負う訳ですが、その時点に於いてドクター側では会計事務所との契約もされている訳であり、二重の顧問料支払いを開業当初からさせる事を防ぐ意味に於いて、弊社に於いては無料でのサポートをさせて頂いている訳なのです。
商売と云うものは人と人との繋がりに於いて、お互いをリスペクトする所から始まる訳ですので、その気持ちの無い方については弊社としても長いお付き合いは難しいと考えており、お付き合いをさせて頂く以上は使い捨ての単なる一業者と云う見方をされるのであれば、お付き合いは難しいと云う事ですし、ドクターと弊社の関係性に関しても上でも下でもございませんと云う認識を持って、真摯にお仕事に取り組ませて頂いております。



posted by 医院開業物件パラダイス at 12:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月29日

銀行融資受けの際に、気を付けるべきポイント

ご開業をされるドクターのほぼ全てと云ってよい位の先生方が、銀行などの金融機関からの借り入れをされる訳ですが、そう云った際に気を付けるべきポイントを簡単にお話したいと存じます。
まず、融資を受ける際には事前に事業計画書と云ったものを作成する訳なのですが、それはどこかの会計事務所に依頼して体裁だけ繕う形の物では無く、本当にその先生ご自身がその場所で診療を先生のスタイルでやった場合に、どれ位の患者さんが集まって幾ら位の売上が予想でき、更にその場所での家賃や固定費用や材料費などを勘案して、本当にやって行けるのか?売り上げを高く出せるのか?と云った事を細かく検証した内容の事業計画書が作成できなければ、そもそもご開業のスタートをする事自体が危険だと思われます。
その中でも、その場限りの計算では無く、その先生がご成功されて売り上げも順調に伸びて、医療法人化をされた時の事も検討しておく必要がありますので、常に先の先まで検討する必要があるのです。
それは何かと云いますと、融資を受ける際には設備資金と運転資金にお金を分けて借りる事になるのですが、金融機関としてはシッカリと貸しを作れる医療機器類や内装料について、貸出口座を別に設定して設備資金のみしか運用できない講座を設けるのが通常なのですが、この部分については医療法人化した後もその法人にそのまま移行して引き継ぐ事が可能なのですが、様々な用途に使用する運転資金についてはドクターご自身が引き継ぎ、医療法人には引き継げないと云う事がございます。
よって、まずは借入資金を明確に分けて借り入れをする用意をしておく必要がございますし、更に云えば、その設備資金を使うに当たっても気を付けておくべき点として、現金買いをする医療機器類については問題ありませんが、リースを組む場合にはその金額は通常設備資金とは見做されませんので、金融機関への提出書類について医療機器の見積書を一括でそのまま出すのではなく、注釈をつけてその医療機器類の見積書の中で、どの部分についてがリース契約をするものであるのかを、明確にしておいた方が後々の為になるのです。
それは、リース契約をする積りの機器類の総額も一括で購入すると云う勘違いをされてしまいますと、リース契約分は設備資金に入れないと云うルールのもとに於いては、そのリース扱いの医療機器分についての金額は、一度別口座へ振り込まれて固定されるとその中で使用されなかった場合には、その残額を運転資金には回さずに貸主の金融機関に回収されてしまう事になり、借り入れ側としては非常に痛い損失に繋がるからなのです。
この様な事は、実際の現場に於いて金融機関からの説明も不足しがちな事であり、また、ドクター自身もその様な融資受けの経験がほぼ無いのが実際ですので、判らないまま事が過ぎてしまい、後になってもめる原因になったりも致しますので、この様な部分の細かい点であっても注意される事をお勧め致します。
弊社に於いては、そう云った部分についても借り入れの際には金融機関様の方へ一言申し上げながら、そう云ったトラブルの元になりそうな事案を事前に回避する様にお話をさせて頂いておりますので、そう云った点においても是非ご相談頂ければと存じます。
posted by 医院開業物件パラダイス at 22:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする