2017年03月31日

ご開業後の労務管理の大切さと、先生のご成長について。

ご開業される少し前には、スタッフの募集と共に面接を繰り返して少しでも良いスタッフを集めようと、皆さん頑張って採用をされる訳ですが、そう云った時には採用する側もされる側も、お互いに少しでも良く見せようと云う潜在的な気持ちが働いて、良い部分のみが強調される形での採用と云ったケースも多々あります。
個別に見れば、成程その方についてのプロフィール等文句の付け様の無い内容であったりもする訳ですが、しかし実際にご開業されて暫く経つと、誰でも次第にメッキが剥がれてボロが出て来たりもするものです。
勤務医時代には、周囲のスタッフについての管理やミーティング等について、ほぼ無関心であったと云った場合であっても、ご自身でご開業されますと、どうしてもそう云った事柄にまで、気を付けてゆく必要が生じて参ります。
毎日の朝礼や終礼等と共に、これも毎日になる掃除の分担の事や、スタッフ同士や先生に対しての不満等への注意・気配り等も必要になって参りますが、こういった診療以外の部分に関しても、疎かにしていますとあっと言う間に問題が広がってしまい、大きな事として処理する事になりがちです。
スタッフについては、複数が居る場合にはそのどちらにも付かず、中立な立場で客観的な物の見方をしてジャッジをしませんと、依怙贔屓と捉えられかねず、余計なトラブルの元にもなってしまいます。
以前に実際に合ったお話として、開業クリニックのオープニングスタッフという事で受付と看護師の二人が、其々ほぼ未経験の新人受付と看護師を一人ずつ教育しながら、クリニックでの新たなお仕事として張り切って働いておりました。
先生としては、受付も看護師も双方以前に他のクリニック等での経験が豊富で、仕事の出来る二人を採用出来た事にかなり満足されておりました。
しかし、ご開業後2か月位が経過したある日の事、急に受付のベテランの方の方が新人の子を連れて退職したいと言い出し、理由を聞けば看護師の動きが上から目線で軽んじられている感じがして、さっぱり自分たちで動こうとしないで、態度も横柄だと云うのがその理由でした。
けれども、看護師の方に理由を聞くと、まるで逆の事を同じ様に説明して来る有様であり、どちらが正しいのかさえも判らない状況で、双方のいがみ合いだけがヒートアップしていると云った状況になり、辞められる事を極端に恐れた先生は、どちらにもいい顔をして強い事を云わずに決着を付けなかったので、双方の当事者たちはその矛先を先生にまで向けて言い合う様になり、仕舞いには、そのクリニックのあるマンションの屋上から飛び降り自殺をしてやる等と云った脅しまで出てくる始末となり、結局、弊社が出て行って双方の言い分を聞いた上で、先生の方へ報告して処分を仰いだという事がございました。
結果としては、自信過剰の二人の仕事が出来る者達を二人とも首にして、仕事に慣れていない新人二人だけを残して、暫くの間はその体制で継続させたという事なのです。
受付も看護師も、二人とも仕事が出来る余り、下に付く新人にはほぼ雑務しかさせずに自分だけメインの仕事をしていた為、受付と看護師の連携の部分でのギクシャクしたやり取りが増幅されてのトラブルと云うのが、その真相だった訳ですが、その二人のベテランを辞めさせた事によって、其々の新人たちが奮起して意外に早く仕事を覚えてくれて、新たに採用した補充の方の面倒も良く見てくれると云った副産物も生み出して、順調なクリニック運営が出来る様になったのです。
この様に、先生はご自身の診療行為の他にもスタッフへの目配り等にも気を付けて、常にクリニック内が明るい雰囲気に包まれている様に留意する必要もございますので、広い視野で全てを見ながら、人間的にも先生ご自身が成長される様に、常に努力をされる事が必要になります。
この様な諸々のご経験をされながら、より深みのあるドクターに成長される事によって、更に患者さんからの信頼を集められる事になるのではないでしょうか?
そう云った意味に於いては、ご開業される事が先生ご自身を、更に成長させる原動力になるのだと思いますし、そう云った目線で見ますと、明らかにクリニックの先生の方が勤務医の先生方よりも人格的に深みが有る様に感じられて、魅力的に見えてしまうのは私だけなのでしょうか?
人間は、様々な経験があって初めて深みが増すものですので、是非、ご開業される事に尻込みをするのではなく、勇気をもって一つ先の扉を開ける事が重要なのだと思います。
posted by 医院開業物件パラダイス at 15:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月29日

ご開業の成否を占う鍵とは?

どの先生方も様々な理由でのご開業と云うご決断をされる訳ですが、誰であってもご開業するのであれば、是非、成功するぞ!と云うお気持ちでご決断をされていらっしゃられる事かと存じます。
その成否を握る鍵の一つに、まず物件選びと云う事が挙げられます。
必ずしも先生のご希望に沿うエリアの物件で無かったとしても、そこでのご開業によって大成功を収める事が出来れば、事業として取り組む以上は、当然勝ち組としてカウントされる形になる訳です。
次にその成否を握る鍵として挙げられる事は、先生ご自身のパーソナリティが挙げられます。
これは、人対人と云う関係性の中においては最も重要なファクターともなる訳ですが、大昔の先生の様に患者さんを怒鳴り散らしたり、上から目線での物言いをする事は勿論、論外であり、患者さんの気持ちに寄り添って診療が出来ると云う、気配りの出来る先生である事が非常に高く求められます。
以前、あるご開業されたドクターから、患者さんが余り集まらずに苦労していると云うお話を伺い、その先生の診療風景を裏から拝見させて頂いた事がございました。
その先生は、診療中に殆ど患者さんの顔や目を見てお話する事が無く、お話をする際には常に電子カルテの画面を見ながら下を向く様な感じでお話をされる為、患者さんに先生の声がハッキリと伝わらず、聞き取りにくくなってしまっており、患者さんから見るとこの先生はひょっとして自信が無いのかな?と思わせる様な感じに見えました。
また、笑顔を見せる事も全く無く、眉間にしわを寄せてソッポを向いてお話されるので、患者さん側から見ると、非常に陰気で気難しい印象を与えている様に見受けられ、そう云った点を率直に先生にお伝えさせて頂き、出来るだけご自宅へ戻られた折等に、鏡の前でご自身の表情の改善トレーニングをされる事をお勧めして、印象の悪いマイナス点を改善して頂く様にお願いし、次第にその効果が表れて患者さんが増える結果を出す事が出来た、と云う事例が実際にございました。
次の成否を握る鍵としては、スタッフの皆さん全員ですが、特に受付に入るスタッフの方は本当に気の利く人である事は勿論の事、常に笑顔での対応をソツなく出来る方で、相手に安心感を与えられる雰囲気を持った人である事が重要になって参ります。
看護師の方も、勿論受付の方と同様に感じの良い人でなければ、患者さんは直ぐにそう云った雰囲気を普段以上に敏感に感じますので嫌われてしまう事になり、その事がクリニックの評判に直結する事になってしまいます。
この様に、物件選びと云う事も非常に大切なのですが、その後の人としての有り様が、クリニックに於いては特に求められる重要なファクターですので、先生ご自身は勿論の事、スタッフさんを募集する時に於いても、その事を特に念頭に置かれながら、ご面談をされます事をお勧め致します。
AクリニックとBクリニックを比較した時に、患者さんは物件の優位性も検討しますが、それよりもプライオリティの高い要素として、先生のお人柄やスタッフの皆さんの対応力等を比べているものなのです。
ドクターの中にも、人とお話するのがあまり得意ではないと云った方もいらっしゃいますが、そういった事を自覚されていらっしゃられる先生は、ご開業の前に出来るだけクリニックでのバイト等で、場数を踏んでのトレーニングをされる事をお勧め致します。
posted by 医院開業物件パラダイス at 16:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月27日

開業コンサルタントと呼ばれる方々について

弊社も開業コンサルタントを本業としている業者なのですが、本当に世の中には多くの開業コンサルタントを名乗る業者が存在し、また大手会社や大手薬関係の会社等そのバックの繋がりに関しても様々なスタイルが有る為、多くの先生方は開業支援の依頼をする時点において、何処へ依頼するのが良いものか全く分からない状況であるという事は、非常に良く判ります。
しかし、昨日もこれからご開業されるドクターの奥様から電話でのご相談があり、今迄にお付き合いをさせて頂いてダメだと思ってお断りした業者様が既に3件位ありましたとの事であり、シッカリとやって頂ける開業支援会社は無いのでしょうか?と云った感じのお話をお受け致しました。
本当に全ての業者の中で、どの業者が良いのか悪いのかと云った部分については、実際にやってみて頂かないと全く判らないと云う部分がある事も事実です。
ですので、ご開業をご検討されていらっしゃられる先生の方で、開業支援の業者さんを吟味する場合には、いきなり依頼するのではなく、良くその会社の支援説明の内容等をお聞きになり、請け負い金額の事よりも開業支援の内容がどこまでどの様に為され、どの様に責任を持ってやってくれるのかと云った部分まで聞きながら、他の業者との比較をしながら検討される事をお勧め致します。
請負金額の多寡だけで業者さんを決めてしまうのは余り得策ではありませんし、その業者さんが重要な物件に関係する法律や事柄等も良く知っておられ、尚且つ、医療機器類や融資関係の事・消防の関係のお話や全体のスケジューリングを的確にお伝えして、どの時期に何をするべきかという事を常にドクターにお伝えしながらご支援が出来る業者さんである事が大切だと思われます。
どんなにその会社が忙しくても、ご担当される方が中々ドクターとのコミュニケーションの取れない方であるならば、依頼したドクターとしては余り安心感が持てずに、ストレスの貯まる状態になってしまいます。
まして、ドクターご自身の土地に物件を建築する様なシチュエーションにおいて、ある程度の金銭的な発生の有った後に、上手く行きそうもなければ違約金を支払って勤務医で返済すれば良いでしょう、等という様な業者であれば、お付き合いをすればするだけドクターは心情的にも凹んでしまいますし、依頼をしている意味が無いと云っても宜しい訳ですので、即刻その様な業者さんとはお付き合いを止めるべきかと存じます。
いづれにしましても、同じ開業コンサル会社と云っても千差万別ですので、ご依頼をされるドクターの皆様は、良く人を見極めて頼れる人なのか否かをチェックして頂きたいと思います。
その上で、頼りにするのであれば必ず相手をリスペクトする気持ちを忘れずにお付き合いをして頂ければ、必ず良い結果も着いて来る事になりますので、始めが肝心と云う言葉もある様に、ご自身の中での選別眼をフルに活用して、より良い業者選定をされます様、お祈り申し上げます。
posted by 医院開業物件パラダイス at 14:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする