2018年04月11日

ご開業物件の検討基準

殆どの方がご開業物件を選ぶ際に、患者さん等の人の動線を気にされる事と思われますが、大筋としてそれは正しい考え方であると共に、基本的な部分として捉えて置いて宜しいお話です。
但し、何が何でもその部分を第一に考える必要は無く、プライオリティを付けるとすれば2番目か3番目のくくりとして見て置いても宜しいと思います。
では、何を最も重要視すべきであるのか?と云う点になる訳ですが、これは勿論ご開業されて実際にクリニックを運営するに当たり、売り上げも当然ながら何を一番気にすべきかと云う事を考えれば、自ずと答えは出て来る訳ですが、その答えは月額のランニングコストに他ならないのです。
毎月売り上げが多くても少なくても問答無用に差し引かれて行く経費であり、固定費と云われる定型の経費であり、その中でも比重の大きなものとして家賃・医療機器類の分割買い取り費用・スタッフの給与・借入返済金等が挙げられる訳ですが、そうした固定費の中核を為すであろう家賃について、物件の場所が非常に望ましい所にあるので、少し位高くても場所さえ良ければ患者さんも直ぐに付くだろうと云った事で、余りシッカリとした事業計画書を作成せずに、何処かの会計事務所様が作成した「この位の売上があればこの物件でやっても何も問題ありません」と云った類の資料だけを見て、それを鵜呑みにして物件を決めてしまうケースもあったりする訳ですが、この事が後々そのドクターの首を徐々に絞めて行く事になると云う事を、良く見極められた上で物件を検討すべきかと存じます。
この医療業界に於いて、これからご開業される先生個人の将来や人生設計を共に考えましょう!等と思っているドクター周辺の業者様は、一人もいないと思って間違いは無いと断言出来ますし、仮にその様なお考えを持っている業者様のご担当者様がいたとしても、実際にはその所属会社の命令によってドクターをビジネスの種としてしか見ていない筈ですので、余り甘い言葉に惑わされる事無くシッカリとしたご自身のお考えをお持ちでないと、後で痛い目を見る事にもなり兼ねません。
ご開業物件を検討する際には、まず賃料が適正か否かを第一に見て、その次に立地が良いのか悪いのかと云った部分を見て、ご自身の標榜される科目がその物件で良い数字を出しているのか居ないのかを判断しながら、その時に人の動線等もチェックされるのが普通であり、その次にはその物件周辺の環境状況を把握しておく事も重要になって参ります。
どういう事かと云えば、ご開業されるドクターが接する患者さんの年齢が、高いのか低いのかと云った部分に絡んでくる訳ですが、比較的子供を対象とする科目のドクターであれば、周辺に戸建や分譲マンション等よりも賃貸マンションやアパートが多くあるエリアに物件が立っている事が望ましく、逆に年齢の高い患者さん達を対象とする科目であるならば、賃貸マンションやアパート群よりも古い団地群や新しくても大型の分譲マンションが多くあるエリアに物件があると云った形の方が、現時点を含めてそのドクターの将来的な展望を占う事も可能になる訳ですので、出来る限り現時点でのお話だけでは無くご自身の将来的な診療対象が居住していると云う点を良く見ておく必要があろうかと存じますし、その事が将来に渡ってご自身の繁栄にも関わって来る重要な要素になる訳です。
ですので、物件選びの際にはまずはランニングコストの部分で無理の無い金額設定が為されているのか否かと云った部分をシッカリと見極め、その上で周辺環境や診療圏調査の数字等もある程度参考にしながら、物件のご検討をされるのが最も理に叶ったご検討のやり方であると云う事が出来ます。
弊社に於いては、常にその様な形でドクターご自身の目線でご開業のサポートをさせて頂いており、決して売り上げ重視でビジネスライクなご開業支援と云った事はしておりませんので、是非、お気軽にご連絡を賜れれば幸いに存じます。
posted by 医院開業物件パラダイス at 16:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする