2018年04月30日

開業支援会社等を、どの様に捉えていますか?

ご開業の準備をする際に、そのお手伝いをする会社としては一般的に開業支援会社や開業コンサルタントと云った所へご相談されたり、お話を聞いたりしながらご自身のパートナーとなる会社をお選びになられている事かと存じます。
しかし、その時点でそれらの会社に対しての基本的な考え方として、どの様にそう云った会社をドクター自身が見ているのかと云う部分に於いて、誤った見方をされたままお話が進んでしまうと、後でこんな筈では無かったと云う事になり兼ねません。
今迄にも、その様なお考えによって失敗されたドクターを何例か見た記憶がございます。
では、どの様な見方をしているのが間違った捉え方であるのか?と云う事ですが、その会社に対して開業支援・開業コンサルタントと云う名称からドクター自身が、その会社をご自身の代理・代行をしてくれる会社であると云った様に解釈してしまう事から誤りが生まれて来る訳なのです。
ご開業と云う物は、他人に任せて進むほど楽な作業では無く、当然ご自身がこれから事業を展開すると云う事になる訳ですので、どんな細かい部分に対しても他人に代行させて決定しておいて貰うと云った他人任せの行動は取れる筈も無く、全てはご自身の責任と決断によって決定されて行くものであり、その其々の部分のサポートをする為に、開業支援会社や開業コンサルタントと云った方々が存在している訳なのです。
では、ご自身が直接お話や決め事をするのであれば、そう云った支援会社等は不要だろうと云ったご意見もあるのでしょうが、医療分野ではプロであってもご自身のご開業については、殆ど知識の無い状態でご自身だけのお考えで動こうと思っても、決して上手く行く筈がありませんし、その時々によってその場でサポートや下準備等をしてくれる人や会社がいなければ、まず順調にはいかないと云うのは誰でも判る事です。
ですので、内装の準備打合せ等で時間が合わないとか足りないから任せましたと云ったお話は、ご自身のクリニックについて全く関心が無いのかやる気が無いのか?と云ったように見られてしまう事になり兼ねません。
資金集めの融資についても、銀行を始めとした金融機関はドクター個人と契約を結んでお金を貸す訳であり、そのドクターの代理ですとか開業支援会社ですと云う事であっても、その人にお金を貸すわけでもありませんし、お金を必要とするドクターご自身が実際に顔を見せて、ご自身の将来的な夢やコンセプトを其々の金融機関の担当者にご説明した上で、この様なお考えであれば融資をさせて貰ってご協力しましょうと云うスタンスである訳ですので、その部分等を代理で幾つか金融機関を回って調べておいてと云われても、決して各金融機関は詰めたお話等は致しませんし、情報すら頂けない方が当たり前なのです。
ドクターのご開業についてのサポートをすると云う事は、代理・代行をすると云う事では無く、飽くまでもそのドクターの手助けをして円滑に事が進むお手伝いをすると云うスタンスである事をご理解頂けておりませんと、頼んだ事をやってくれないとか面倒だから頼んだのに何も準備が進んでいないだとか言った不満が出て来る事になる訳なのです。
ドクターご自身の怠慢から、業者に任せてあるから問題ないと云う事でほぼ細かいお話に介入しなかったドクターがいらっしゃいましたが、この先生は2年経っても3年経ってもさっぱり開業準備が進まないと云う事をお話されており、よくよくお話をお伺いしてみますと時々お金を渡して会食をし、その折に大体の構想を聞く程度であって、内装のレイアウトについてもメモ書きにラフに描いた絵を見て、こんな感じでOKと云った進め方で推移していた為に、出来上がった内装を見てびっくりする羽目になり、受付の目の前に邪魔な柱が立っていたり、診察室のレイアウトが左右逆に造られていたりと酷い状況になっていて、更にレントゲン室が診察室から異様に離れていたり処置室に水回りが一切無かったりと、本当に酷い状況の出来上がりを拝見した事がございました。
これらも、ドクターご自身がご自身の事業であるにも拘らずに他人に代行させて任せっ放しにしたと云う事から起きた悲しい現実であり、現時点のお勤めを優先する余りにご自身の代理と云う事で他人に委託してしまい、ご自分の将来を人任せにしたと云ういい加減さが招いた結果でもある訳です。
この様に、開業支援会社や開業コンサルと云った人達は、決してドクター自身の代理でも代行業者でもないと云う事を、よくご理解した上で面倒臭がらずにご自身のご開業なのですから楽しみながら積極的に関わって行き、そう云った会社に下準備や面談時に必ず同席して貰って準備の推移を見守って貰いながら、サポートをして貰うと云うスタンスをハッキリと意識しながらお付き合いをされる事をお勧め致します。
posted by 医院開業物件パラダイス at 10:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする