2018年09月29日

ご開業への心構え

既にご開業をされておられる先生方は、そのご開業の後のご苦労を身を持って体験されていらっしゃいますので、一定数の患者さんを集めて経営の安定化を図る為にどれ位の努力をされたかと云う事を、本当にご実感されていらっしゃいます。
いつも弊社の方で感じる事ですが、ご自身の将来を夢見てご開業される事は非常に良い事ですし、その為にご開業される訳ですから頑張って頂ければそれで良いのですけれども、ご開業そのものを簡単に考えてしまい地に足をシッカリと付けた考え方をせずに、将来の夢ばかりを語るドクターも稀にいらっしゃいますが、そう云うドクターはご開業の後に現実とのギャップに目の前が暗くならない様に気を付けて頂かなくてはなりません。
また、医療の他に一般企業とのコラボレーションによって新たな会社の立ち上げ等を模索されるドクターもいらっしゃいますが、これらについては海千山千の猛者や乗っ取りを画策する一般企業等も多く存在致しますので、安易に会社の立ち上げをする事に関しては、余り弊社としては賛成致しません。
それらを行おうとする場合には、それ相応の資金を必要と致しますし、その蓄えと云うものはクリニックでの内部留保から叩き出す以外に方法が無い訳ですので、何かを遣ろうとする場合に於いても必ずクリニックの健全体質と云うものを強固にした後でなければ、その後の展開と云った事をする事自体がナンセンスであり、目先の華々しさを負う形を続ける事は非常に難しいと考えますし、医療部分も含めての共倒れになる可能性の方が高いと云う事を、肝に銘じて経営に当たって頂けたらと思う訳です。
よく学生が机上で学んだ事を実地で再現しようとしても、思う様にいかないケースがあったり致しますが、これらの事はまさに理想と現実のギャップを理解していないからこそおこる現象であり、理論的には正しいかも知れない事であっても、その根底部分に確実な資金を維持している事を前提としてのお話になりますので、手持ち資金が無かったり他での借金を背負っている場合等に於いては、更に借金を背負う形になるだけで確実な成功が保障されていないのであれば、手を出す事自体が無謀と云っても過言では無く、考え方が青いと云われてしまっても仕方のないケースです。
どんなに実力のあるドクターであっても、始めから経営を舐めて掛かっていたのでは、上手く行く事も行かなくなる事も有り得ますし、一つの事を始めるに当たっては、まずその事のみに注力して真剣にその影響力を広げる事に専念すべきであり、他も広げて相乗効果を狙うと云うのであれば、当初からそれなりの資金の確保をした上でなければ、そのお話自体が机上の空論になってしまいます。
ご自身がご勤務されていた病院からの患者さんを多数引っ張って来るから大丈夫と云うお話は良く聞くお話なのですが、実際にそう云った形でのご開業をされているドクターであっても、地道に努力をされていらっしゃいますし、医師会へもシッカリと交流をして味方を増やす努力をされているからこそ、そのドクターが大盛業されていらっしゃる訳ですので、そう云った目に見えない部分についても理解をされた上で、まずはご自身の足場を固める事に専念して、周辺に競合クリニックが出難い位の勢いと環境を作り出す事が、ご開業されてからやるべき第一歩のお仕事では無いかと存じます。
どんな仕事でもそうですが、「二兎を追う者は一兎も得ず」の格言通りに、世の中は学生が考える様な思考の仕方をしていたのでは上手く行きませんし、そこで躓いても直ぐに立ち直れる若さがあればそれでも良いかも知れませんが、ご開業の年齢が高い場合には本当に慎重に地道に医療の経営を考えて行かないと、失敗したと感じた時点で後戻りが利かないと云う事を良く認識する必要もございます。
ご開業を否定するつもりは全くありませんが、ご開業の後の経営を舐めて掛かる事は決して得策ではありませんし、それ程クリニックの運営が簡単な経営では無いと云う事を、ドクターは良くご理解される事が肝要かと存じます。
一般企業のご経験や、外国大学でのMBA取得等で、経営についてはプロ並みと云った自信を持たれているドクターもいらっしゃいますが、実際に日本国内でご開業されてその経営に実際に携わってみると、大学で学んだ学問だけの力では上手く行かないと云う事を実感されるかも知れませんが、そこで気が付けばよいのですが、深みに嵌まる前に良く考えての行動をされる事が大切だと思われます。
ご開業されると云う事は、そのドクターのやりたい医療行為を思い切りやると云うのが本道であり、他の事をする為にご開業を手段として考える事は、余りお薦め出来る考え方とは言えないと思っております。
夢を持つ事とこれからの医療経営を検討する事とは、別次元のお話になりますので、これらの事を混同して軽く考える事だけは絶対に避けて頂きたい部分です。
皆さんは、どの様にお考えになりますでしょうか?
posted by 医院開業物件パラダイス at 19:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月22日

ご開業日程スケジュールの事。

ご開業日程と云うものは、その開業支援会社様によってもある程度の差異はあったとしても、凡そ半年間位を目途にスケジュール作成をしていると云うのが一般的であろうかと存じます。
但し、そう云った日程を作成してみても、ご開業されるドクターそのものがご開業寸前までご勤務先にお勤めされているケースになりますと、殆どその日程スケジュール通りには事が進まず、後半になってからかなり慌てた感じにならざるを得ないと云う事になって参ります。
ご開業されるドクターの皆様やそのご支援をされる卸会社様等では、ほぼ同じ様にドクターのご開業日から遡って2か月前位迄にはご退職をされると云う事をお勧め致しておりますが、中にはそれが出来ない或いはしたくないと云った事でご退職時期を引き延ばすドクターもいらっしゃいます。
しかし、この事は最終的にはそのドクターがご開業された後に徐々に付けが廻って来る事になり兼ねず、余りご開業のご計画をされておられるドクターとしては得策とは言い兼ねる方法かと存じます。
結局、勤務医を辞めてご自身がご開業して事業主になる訳であり、そのスタートから先はご自身の稼ぎに絞られる形になる訳ですから、前職への未練や金銭的な部分で当てにすると云う事自体が、これから先のご自身を占う部分でマイナスの気持ちが出ていると云わざるを得ないと云う事が出来ますので、少し前に良く云われていた様に、ご自身がお勤めされていた病院から患者さんを多数引っ張って来ると云う方法に依存するやり方は、いづれどうしてもそこからの患者さんが減って来る形にならざるを得ない事になりますので、そこへの注力をするよりもご自身の診察力をもっと広く認知して貰う様な形で患者さんを集めるやり方の方が、長い目で見ると集患に繋がるのでは?と考えます。
それと、ご開業をご検討されているドクターは、必ずご開業資金と云うものをある程度貯めてから行動すべきであり、殆ど資金が無い状態でのご開業活動と云うものは、非常にリスクを上げてしまう事になり兼ねず、弊社の方では余りお薦めは致しておりません。
また、ご開業資金を折角貯めていたのにその資金を他に転用してしまって、結局ご開業資金は殆ど無いと云う状態の場合には、銀行への融資依頼をする為に事業計画書を作成して、その物件でこの診療をするとこれだけの患者さんが来ると予想されるので、資金返済には何の支障も無いと云った形で説明をしても、詰まる所ドクターの余剰資金を担保にして銀行口座を別口解説して頂けると、融資金利を大幅に下げてお金をお貸し出来るのですと云った形が金融機関の基本的なスタンスですから、そもそものラインとしてその自己資金が全くない状態で、更にはご自宅の購入等で他銀行から既に融資を受けていたりする場合に於いては、融資を渋られるケースもあったり致します。
ですので、ご開業のご検討をされるのであれば、このお話は以前にも書かせて頂いている事ですが、必ずご自身でご開業資金を貯めた上での行動をされる事が望ましく、仮にその資金を全く使わなかったとしても、それを持っているだけでご開業後に於いてはその資金が精神的な余裕を生む為の担保になったり致しますので、ご自身で自己資金を持っていると云う事は非常に大切な事なのです。
その為にも、ご開業についてはある程度計画的に物件探しや資金の蓄積をしておいて、その上でコンサル会社様等へのご依頼をしながらスケジュールを立てて貰って、その日程に合わせてご開業のご準備を進めるやり方が、最も穏やかにご開業を進める事が出来る方法であろうかと存じますので、ご開業を進める為には余裕を持ったご退職時期と資金準備をされておかれる事を強くお勧め致しますし、その事がご開業をするに当たっての余裕のあるスケジュール管理に繋がります。
posted by 医院開業物件パラダイス at 18:37| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月18日

物件の内装工事について

ご開業時における内装工事の部分は、平面図のご検討をされる折については割合に盛り上がったりするものですが、いざ、それが一段落して実際に工事期間に移って来ると、皆さん以外にそれまでの熱が冷めた様に現場についてのご興味が薄らいでいる様に感じます。
実際に工事をしている最中であっても、出来る限り関心を持って頂きながら、たまには現場を覗いて見る位の関心を持って頂けると宜しいかと存じます。
以外に始めの墨出しの場面などについては、「思っていたよりも狭い感じがする」等の感想を持ったり致しますが、平面図の作成が終了すると全てが終わった様な気になって関心が無くなると云うのは、勿体無いと思いますね。
これから具体的な部分が徐々に出来上がって来る訳ですので、こういう時にこそまめに足を運んで進捗状況を見たりするのも、ご自身のクリニックの完成を間近に見られるチャンスですので、楽しめるのではないかと思います。
スタッフの選別等もそうですが、全てこれから出来上がって行くクリニックの一部と云う見方を致しますと、全ての部分をじっくりと観察出来るとても良い機会であると思いますので、この滅多に無い機会を捉えてその進行状況の確認をしてみると云うのも、ご自身のクリニックのビルドアップを感じられる素晴らしい機会ではないかと思いますので、是非、こういった機会を逃さずに見て置かれる事も宜しいのではないでしょうか?
配管の給排水設備の設置から始まり、区画の壁の立ち上げからラン配線の設置、照明機材や壁材の決定等を経て徐々にその形が出来上がって来るところを少しずつみられると云うのは、それ程機会のある事ではありませんので、ご自分のクリニックの立ち上げの部分でご覧になられると云うのは意外に面白いものだと思うのですが、是非、機会があればドクターの皆様もご覧になられると、これも一つの薀蓄になるのではないでしょうか?
最もあまりに頻繁に顔を出されても、その現場の職人さん達からは煙たがられてしまうかもしれませんので、その辺りについてはほどほどにしておかれた方が宜しいかも知れませんが、一旦、ご自分の現場を覗かれてみて、その過程を見て置かれると云うのも意外に楽しいものだと思います。
今回のご開業ドクターは、余り現場のご様子にはご興味がおありではありませんけれども、室内の採光の具合や出入口関係の部分には気を配っていらっしゃいますので、皆さん人其々に見るべきポイントが異なっていると云う部分については、面白いものだと感じております。
後は、実際に工事をして下さっている職人さん達の工事に対する姿勢やマナーの部分については、何回か依頼をしていて実績がある会社さんだとその良し悪しが判るのですが、始めて以来をする会社さん等ですと営業の方は非常に素晴らしい方であっても、実際に工事を請け負う職人さん達が余り態度の宜しくない人だったり致しますと、次からは使いたくないと思ってしまいますし、そう云う場合には現場でのトラブルが発生したりしますので、コンサルをする方としては気を配る必要のある事だと思っております。
この様に、内装工事会社様を選定する場合に於いては、費用の安い高井の他にも、デザイン性が優れているかとか、実際にやる工事の職人さん達が良い方達か否かと云った事にまで気を配っておく必要がございます(余計なトラブルの発生を防ぐ意味に於いて)ので、意外に全てをじっくりと観察していませんと、その内装会社さんが良い悪いと云う判定をする事は難しく、トータルで良い会社様だと云う見極めをしておく事は大変重要な事であると感じておりますし、そう云う会社様を自信を持ってドクターにお勧め出来る様に、常日頃からのお付き合いの中から見極めを出来る様にしている積りです。
これからのご開業のご検討をされるドクターの皆様は、そう云った部分についても繊細な見方をしている弊社の方へ、是非一度、ご相談をされてみては如何でしょうか?
posted by 医院開業物件パラダイス at 19:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする