2018年10月29日

銀行融資受けの際に、気を付けるべきポイント

ご開業をされるドクターのほぼ全てと云ってよい位の先生方が、銀行などの金融機関からの借り入れをされる訳ですが、そう云った際に気を付けるべきポイントを簡単にお話したいと存じます。
まず、融資を受ける際には事前に事業計画書と云ったものを作成する訳なのですが、それはどこかの会計事務所に依頼して体裁だけ繕う形の物では無く、本当にその先生ご自身がその場所で診療を先生のスタイルでやった場合に、どれ位の患者さんが集まって幾ら位の売上が予想でき、更にその場所での家賃や固定費用や材料費などを勘案して、本当にやって行けるのか?売り上げを高く出せるのか?と云った事を細かく検証した内容の事業計画書が作成できなければ、そもそもご開業のスタートをする事自体が危険だと思われます。
その中でも、その場限りの計算では無く、その先生がご成功されて売り上げも順調に伸びて、医療法人化をされた時の事も検討しておく必要がありますので、常に先の先まで検討する必要があるのです。
それは何かと云いますと、融資を受ける際には設備資金と運転資金にお金を分けて借りる事になるのですが、金融機関としてはシッカリと貸しを作れる医療機器類や内装料について、貸出口座を別に設定して設備資金のみしか運用できない講座を設けるのが通常なのですが、この部分については医療法人化した後もその法人にそのまま移行して引き継ぐ事が可能なのですが、様々な用途に使用する運転資金についてはドクターご自身が引き継ぎ、医療法人には引き継げないと云う事がございます。
よって、まずは借入資金を明確に分けて借り入れをする用意をしておく必要がございますし、更に云えば、その設備資金を使うに当たっても気を付けておくべき点として、現金買いをする医療機器類については問題ありませんが、リースを組む場合にはその金額は通常設備資金とは見做されませんので、金融機関への提出書類について医療機器の見積書を一括でそのまま出すのではなく、注釈をつけてその医療機器類の見積書の中で、どの部分についてがリース契約をするものであるのかを、明確にしておいた方が後々の為になるのです。
それは、リース契約をする積りの機器類の総額も一括で購入すると云う勘違いをされてしまいますと、リース契約分は設備資金に入れないと云うルールのもとに於いては、そのリース扱いの医療機器分についての金額は、一度別口座へ振り込まれて固定されるとその中で使用されなかった場合には、その残額を運転資金には回さずに貸主の金融機関に回収されてしまう事になり、借り入れ側としては非常に痛い損失に繋がるからなのです。
この様な事は、実際の現場に於いて金融機関からの説明も不足しがちな事であり、また、ドクター自身もその様な融資受けの経験がほぼ無いのが実際ですので、判らないまま事が過ぎてしまい、後になってもめる原因になったりも致しますので、この様な部分の細かい点であっても注意される事をお勧め致します。
弊社に於いては、そう云った部分についても借り入れの際には金融機関様の方へ一言申し上げながら、そう云ったトラブルの元になりそうな事案を事前に回避する様にお話をさせて頂いておりますので、そう云った点においても是非ご相談頂ければと存じます。
posted by 医院開業物件パラダイス at 22:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月21日

ご開業までの準備期間が短い場合・・・

今回のご開業される先生の様に、ご開業される日がご退職日からのカウントで1ヶ月を切る様な状況の場合には、それ以前にどれほど時間が有ったとしても、準備期間としては不十分な時間であると云わざるを得ません。
何故ならば、何を決めるにおいてもご本人であるドクターのご意見を反映させる事が出来ないのであれば、こちら側で勝手に決める事は出来ませんので、必ずドクターのご意見を伺いその意思に沿っての決定があって初めてそのパートが進むと云う形になりますので、そのご意見を伺う機会が無かったり聞けても完全な形でなければ、いつまでもその決定を待つ事しかできませんので、いつになっても先へ進める事が出来ないと云う形になり、全体的に非常に手間のかかる作業になってしまいます。
しかし、ご本人がコンサルに依頼していれば何とかなると云った形で気軽に考えておりますと、間際になってご自身の時間が自由になった時点でこちらとしてもご決定して欲しい案件があれば、ドンドンと聞いて行くしかありませんので質問を積み重ねる形になり、結局ご自身が時間的に大変窮屈な思いをする事になってしまう訳なのです。
その事は他から見ていると、非常にコンサル等が手抜きをしていて何もして来なかった様に映る可能性が高く、この間際の時間によってご本人よりもその周辺の方[例えば奥様等]からの評価を落としてしまう結果になりがちなのです。
これは、ある意味致し方の無い状況ですから、その様に見られたとしても仕方の無い事ですが、それでもその様に見られる事はやはり気分の良いものではありませんしハッキリと云えば不快な訳ですが、事情の分からない人にこちらの事情を説明して見た所で殆ど何も意味の無い事ですから、何を言われようともこの辺りについては無言を貫くしかないと云うのは、結構精神的には宜しくない状態ですね。
しかし、こちらもプロとしての意地もございますから、その様な状況であっても勿論文句等は言いませんし、粛々と事を進める事によってのみ問題の解決を図る姿勢を貫くのみでございます。
まあ、この様にご開業時期に直前までご退職をされないと云うドクターの場合には、非常にお手伝いをさせて頂くこちら側も大変なのですが、先生ご自身も非常にご負担を抱える事になると云う事を、是非、覚えておいて頂けると宜しいのでは?と思っております。
特に、今回の先生の場合には、弊社をご本人の代理人と云った位置づけで見ており、この勘違いが後々お話の食い違い等に反映されて来る事にもなり、ご開業のお手伝いをする会社に対しての信頼感を持つ事は非常に良い事なのですが、その会社におんぶする様な感じで依頼する事は、決してご本人の為には良く無い事ですし、これからご自身でご自身のクリニック運営でスタッフ達を引っ張って行く事になる人が、他人であるコンサル会社に頼って丸投げをしている様では、人を統率する事が難しい様に感じられてしまいます。
今回のドクターの場合には、その辺りの自覚が徐々に芽生えてきたようにも感じられますので若干安心をしておりますが、本当に大変な状況や難しい選択をする場合に於いて、クリニックの院長と云う立場で常に考えて行く癖をつけておきませんと、ご開業の後にご自身が大変苦労する形になってしまいますから、事業を始めると云う事の意味を良く考えながら、ご開業準備の期間と云うものについても良く考えて、ご退職の時期等についても慎重にご検討される事を強くお勧め致します。
通常では、ご開業される日の2か月前には完全にご退職をされている形が一般的であり、その位の時間的な余裕があれば大抵の事は事前に上手く済ませる事が出来ますし、先生ご自身も時間的にそれ程切羽詰った形で物事を決断する必要性もありませんので、これからご開業をご検討されるドクターがおられる様であれば、是非、時間的に余裕を持ったご開業のスケジュールをお立てになります事を、お薦め致します。
その際には、是非、様々なケースでのご開業のお手伝いをさせて頂いている弊社の方へ、お気軽にご相談を賜れれば幸いに存じます。
posted by 医院開業物件パラダイス at 16:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月18日

クリニック内の人間関係

これからご開業されるドクターは、今迄の環境と大きく異なる部分として、ご自身が全体を運営して行かなければならないと云う事と、集めたスタッフから見られる視線が今迄の勤務医時代とは大きく異なる点を挙げる事が出来ると思います。
これからご開業と云う場面に於いて、自分がこれからどの様にして行けば良いのか判らず、不安に駆られたりする時期でもあり、またこれからのご自身を想う事によって大きな期待感を抱く時期でもあろうかと存じますが、いづれにせよ手探り状態と云うのが本当の所であり、勤務医時代に先輩や他の方々から簡単にお話を聞いていたりしていたドクターは、ご自分が直面してみて初めてその大変さを痛感する事もあろうかと思うのですが、何事にもポジティブに捉えて考える様にしませんと、これからはご自分以外にもスタッフと云う家族を抱える事になる訳ですので、ネガティブな姿勢でいる訳にはいかないのです。
判らない事や今迄は他の人に頼んで自分では動かなかった事等も、全てご自分で行動しなければ何も先には進みませんので、そこの所を自分で何でもやれて面白いと思うのか、何でもやらなくてはならないので大変だと思うのかでは、既にその部分から大きな開きが生じている訳ですので、ご開業されると云う事自体をご自身の未来を開拓するパイオニア精神を持って切り開く様な気持ちを持たないと、直ぐに大きなご成功と云うものは手に入れる事が難しくなって参ります。
どんなに今迄の業績や患者数の多さを誇ってみても、ご開業されればその時点からの位置からのスタートになる訳であり、過去のお話を持ち出してみても何の影響もありませんし、患者さんにはスルーされるだけのお話です。
如何にご自分がこれからやりたい診療を真摯に取り組み、スタッフにもその想いを共有して貰いながら日々の診療をして行くかと云う事が大切な訳であり、その為には人任せにせず何でもご自分から率先してクリニック内の事をこなして行き、その行為を見せた上でスタッフに肩代わりさせられる部分が有れば、それをやって頂く位の度量が必要だと思われます。
そう云ったリーダーには、自然とスタッフ達もついて行きますしリーダーの云う事にも素直に従ってくれるものですが、何でもスタッフに任せている姿勢でいて、何かあると注意だけすると云った行動をしていると、必ずスタッフ達の間に不満が貯まって来て、折角のオープニングスタッフでありながらドンドン居なくなってしまうと云う哀しい結果に結び付いたり致します。
この事は、年齢には全く関係が無く、若くてもシッカリとしていると云う風にスタッフ達が見れば、そのドクターには皆さんが付いて行きますが、何でも人頼みで調子が良いだけと云う風に見透かされてしまうと、年齢が行っているドクターであっても軽く見られてしまいます。
そう云った人間関係の機微を、是非、これからご開業されるドクターの方々には覚えておいてほしいと思いますし、現在病院等でのご勤務をされているドクターであっても、何でも人に頼る姿勢を続けておられる方がいらっしゃるのであれば、それはご自身の将来の為に直すべき姿勢であろうかと思われますので、頑張ってそう云った依頼心と云うものを克服する努力をされれば、いざ、ご開業される時には大きな見えないご自身の財産になっている筈ですので、その辺りについて少しずつでも勉強をされる事をお勧め致します。
特にクリニック内においては、少ない人数での人間関係になりますので、リーダーとなる院長の裁量は非常に大きく、それに従わざるを得ないスタッフが負担に思わない様にケアしてあげる事が、重要な任務にもなる事を自覚して頂ければ幸いに存じます。
posted by 医院開業物件パラダイス at 18:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする