2018年12月08日

ご開業物件の見極め

誰でもご開業に先立っての物件選びと云うものは、慎重に選別して比較検討をしてみて実際に現地に足を運び、周辺状況の確認や現地の雰囲気等を肌で感じてみながら検討を進めると云うのが一般的であろうと思われます。
実際に殆どの開業希望ドクターに於いては、物件情報を得た後にはそう云った動きをされる方が非常に多く、それだけ真剣さと云うものが伝わって参りますので、とても良い事だと感じております。
但し、人にもよりますがその物件を見に行くと云っても1〜2回程しか見に行かずに、その物件の良し悪しを決めてしまうドクターが居られますが、もう少し時間帯をずらしてみたり曜日を変えてみて様子を見られる事をお勧め致します。
同じ物件であっても曜日や時間帯によって、その雰囲気は大いに変化致しますし、周辺への人の出具合に関しても全く異なる事も多くありますので、一度だけの下見によって周辺状況を把握したと云う思い込みは、物件に対する偏見にもなり兼ねず若干の危険性もはらんで参ります。
それと、いくつもの物件情報を入手して其々の物件へ同じ様に単発で下見に行き、その時の印象だけで物件の良し悪しを決めてしまう事も、やはり物件に対する見方としては物足りない見方だと思います。
先に述べた様に、物件状況と云うものは時間や日によって随分と変化するものであり、その事を理解した上で複数回の下見と云うものはやっておくべきだと思うのですが、始めから余り気乗りのしない物件であればスルーしてしまって、本当にご自身の中で検討したいと思う物件だけを絞り込んで、ジックリと調査する事をお勧め致します。
勿論、周辺状況だけでは無く、物件の条件面等についても坪単価や共益費、契約年数や敷金保証金の月数、看板等を出す場所等の有無、敷金の償却条件の確認、ランドマークとなるマグネット物件の有無等もあればそれに越した事はありませんので、それらも含めて検討した上で良く見ておく必要がある訳ですが、これらをする際には必ず事前に物件への「仮申込書」の提出をすべきであり、これの提出された順番によって入居順位が確定してしまいますので、もし借りにご自身よりも先にそれを出されていた場合には、先にそれを出したドクターがその物件を諦めない限りは、その物件へ入るお話は難しくなってしまいますし、どれだけ検討してもダメと云う事にもなり兼ねませんので、よく気を付ける必要がございます。
後は、診療圏調査の問題もある訳なのですが、これは一般的にどこの物であっても平均的な数値であり絶対的な数値ではありませんので、この数字に踊らされる事無くご自身の診療スタイルや方針と云うものを信じて、着実に診療所の運営と診察をして行けば大抵の場合に於いては、これらの数字を上回る患者数の獲得が出来ていたりしております。
始めてご開業される訳ですから、慎重になるのも結構ですしそれが当たり前の心境だと思いますが、何処かで踏ん切りをつけて前へ進まない限りは何も起こりませんし、チャンスを逃して仕舞う事にも繋がりますので、是非、恐れる事無く冷静な検討を加えながら着実にご開業へ向けての一歩を踏み出して頂ければ、結果は必ずついて参ります。
今迄にも、一線を越える事を恐れて中々次のステップへ踏み出せないドクターにもお逢いして参りましたが、そこは勇気をもって自信を持って一歩を踏み出す力を出して頂く以外には何の状況の変化もありませんし、皆さん全てのご開業ドクターがご経験されて来た事であり、ご自身だけが特別に怖い思いをしている訳でもありませんので、そこは度胸を据えて冷静に次のステップへ進まれればよろしいかと存じます。
本当は、そう云ったドクターの背中を押して下さるお身内の方等が居られれば宜しいのですが、そう云う方が必ずしもいる訳でもありませんし、やはりご開業しようと思う以上はドクター自身の胆力を試されると思って頑張るしかありません。
そう云った事を含めてご開業物件の見極めをシッカリとして行けば、必ずご成功には近づいてゆきますので、最初が肝心と良く云いますけれども、物件のご検討とご自身の診療スタイルをどうするのかと云った事をハッキリとさせていけば、それ程ご開業と云う事に対してご心配される事も無くなるかと存じます。
posted by 医院開業物件パラダイス at 14:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする