2019年03月10日

今後の開業物件の形態は?

過去から現在までのご開業物件の形態を見てみると、殆ど大きな変化の無い一昔前からと全く同じ物件のスタイルで提供されているのが判るのですが、ご開業されるドクターが年々微増と云う形にしろ増えている状況の中で、本当に昔ながらの形態の物件だけを探し求めていても良い物なのか否かと云う部分に、大きな疑問を感じて来ている今日この頃です。
既に一昔前の時点において、医療ビル若しくは医療モールと云う形態の物件が大きく幅を利かせて駅前若しくは駅近に建設され、それを求めて多くのドクター達が開業をして来た訳ですが、既に多くの場所や物件に於いてはそう云った形態での開業物件としては、後発組に相当するドクター達がこれから入って開業するには、若干厳しい環境になって来ている気がしてなりません。
そう云った事もあって、駅前では無く住宅エリアに隣接した場所での戸建物件の集合体としての医療ビレッジ形式の物件等も出て来た訳ですが、これらの物件にしてもまずは駐車場の確保がある程度為されない限りにおいては、使い勝手の部分での不利さは否めず、その部分がクリアされたとしてもその殆どが木造物件での一戸建てになりますから、建築期間が鉄骨造りの物件に比べて長くなり、そのドクターのご開業期間との擦り合わせが上手く噛み合わないと、ご開業寸前での突貫工事になって仕舞ったり、外構部分が未完成のままでご開業スタートを切る羽目になって仕舞ったりと、難しい部分もあったりするのが現実です。
そう云った事を考えておりますと、今までに無かったスタイルでのご開業と云う物を、これからご開業を検討されているドクターの皆様方にご提案する事が出来れば、現状までの物件との差別化を図りながら患者さんを誘致出来る物件として、新たな形態の物件を提供する事が出来るのでは?と云う事で現在そのスタイルのあり方を研究中なのですが、今年中位にはその物件の在り方の方向性を確定させて、新たな物件の方向として出して行ければと云う事でのプロジェクトを組んでいる最中です。
まだ、医療業界に於いては誰も手を付けていない範囲でありながら、既に一般的には認知されている物件を新たに活用して共生させようと云う試みなので、実際に動き出すまでは何も言えない訳ですが、こういった新しい動きをそろそろして行かないと医療分野におけるご開業での競争に於いて、差別化と成功と云う実績を確かな形で叶える事が難しくなって来ている感じがしてなりません。
実際に、これからご開業物件として水面下で動いている薬局系の物件計画等を拝見しても、以前と全く同じスタイルで新たな医療モール計画を進めている訳ですが、駅近物件ともなれば以前と比べ様も無い位に賃料が高く設定されており、診療報酬自体がそれ程上がっている訳でも無いのに、本当にその物件に入ってのご開業をされた場合に、事業計画は大丈夫なのか?収支は折り合うのか?と云う部分が非常に心配になって仕舞います。
一昔前と現在とで比較してみても、坪単価が1万円位であればほぼ収支的に問題は無いのですが、実際には現在の新たな物件の坪単価を見てみると、安くても1.2万円程であり高いものだと1.7万円から2.0万円位までの物件が平気な顔をして掲載されており、これらの賃料を含めたスタッフなどの人件費や材料費・借入金返済などの諸々の経費を差し引いて云った時に、どれ位の売上を上げていなければならないかを良く考えられた上で、物件のご検討をされる事を強くお勧め致します。
その物件へ、現在お勤めされている先から患者さん達を大量に誘導出来る場合には特に問題無いのでしょうけれども、そうで無い場合に於いては一般的な診療圏調査の数字を前提として当て嵌めてみて、売り上げ的に本当に大丈夫な様であれば宜しいのですが、その部分に於ける事業計画書の作成が客観的な物では無くて、ドクター自身や融資先の金融機関を納得させる為だけに作成されたものであるならば、それは後々非常に恐ろしい結果を招きかねない事にも繋がりますので大いに注意が必要ですし、そう云った形のある種イエスマン的な開業支援会社様への依頼と云う事自体が、大きなつま突きになり兼ねませんのでドクター自身の注意と云う事が必要になって参ります。
まあ、そう云った事はある程度大きな会社(ネームバリューの有無)で信用してしまうと云う事になって仕舞う為、防ぎようもないと云うのが現状なのですが(かと言って大きな会社様が危ないと云っているのではありません)、もし可能であるならばどの開業支援会社様が実際に今迄手掛けたクリニック等へ連絡を取って調査をされる事をお勧め致します。
その様な裏取りをした上で開業支援の依頼をされる事が、良きパートナーを見つける為には必要かと存じます。
とりとめのないお話になって仕舞いましたが、これからのご開業物件に関しては従来の物とは全く異なるスタイルの案件が今後できて来る筈ですので、その辺りの情報をキャッチされたドクターが早いご成功を手にされる事になりそうです。
弊社としては、現在そのプロジェクトに参加していてその早期実現の為に努力中と云う事しかお話出来ませんが、それらを発表できる時期が来るのが楽しみでもあります。
新たな形態物件にご期待頂ければとも思う訳ですが、これはその物件に関わる薬局様にも大きなメリットを生む形の物件になりますので、今後に期待して頂ければと存じます。
posted by 医院開業物件パラダイス at 23:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする