2019年01月17日

ご開業物件の検討について

これからご開業をされるドクターの皆様は、まず物件を調べてみて良さそうだと思われる物があれば、取り敢えず仮押さえと云う形での「仮申込書」を物件側へ出される事かと存じますが、この行為については飽くまでも「その案件に対して興味がありますから手を挙げてますよ〜!」と云う意思表示なのであり、決してそれを出したからその物件については一安心と云う事ではありませんので、その辺りの事をご注意される必要があろうかと存じます。
「仮申込書」を入れておいても、その状態でその先に関してのアクションを全く起こさなければ、次に手を挙げたドクターの方で積極的に動かれたりすれば、当然その物件側のオーナーの方では確実にテナントとして入ってくれる方を優先したくなるのは人の常ですので、始めに手を挙げたのは私ですと云う事で怒ってみても先方のオーナー側の方では、もっとここに決めたいと云うアピールが欲しかったし、そのアピールを他の人が積極的にすればそちらへ傾いても仕方の無い事ですよと云う答えが返って来るものなのです。
つまり、手付金等を先に支払っているのでなければ、単なる意思表示のみの「仮申込書」では権利も効力も無いのであり、単なる順番取りの紙と云った扱いになりますので、飽くまでもその物件を押さえると云うのであれば、それなりに相手側へのアピールをしてオーナーをこちらへ振り向かせる努力も必要ですと云う事なのです。
例えば、2つの物件が有りどちらについても「仮申込書」を提出していた場合であっても、その二つの物件のいづれかには早晩決めなければならず、その意思決定に於いて何が欠如しているからなのかを先方へ打診する等して、こちら側が真剣であると云う事を先方へ知らせなければ、相手側にもその意思が伝わらないままですし、そこへ別のドクターが真剣に直ぐ契約をしたいと云うお話を持って来れば、当然テナントを募集している訳ですから入りたいと云う具体的な方が現れれば、そちらへ動くのもごく自然な姿だと思うのです。
この辺りの人の気持ちや動きと云うものについては、意外にドクター達は今迄の経験の中ではそう云った立場に立たされる機会が少なかったと云う事もあって、余り気にされない方が多い様に感じておりますが、世間一般では早い者勝ちであり、更に素振りだけでは見透かされると云う事を、是非、ご理解頂ければと思う訳です。
ですから、物件のご検討をされる時点に於いては、ご自身の診療方針やそのスタイル等をある程度お考えの中で固めた上で、そのコンセプトに合う物件の探索をされるべきかと存じますし、その方針の上で探索された物件については具体的にいつ頃の開業になるからと云う事を伝えた上で、その物件オーナー側との交渉をして開業日までの賃料等についての打合せをするべきなのです。
勤務医時代の場合には、意外にドクター自身の都合に回りが併せてくれたりしていて、ご自身が困る様なシチュエーションが出て来なかったりしておりますので、そこから一歩外へ出ればご自身の都合だけでは上手く事が運ばないと云う事も自覚する必要があろうかと存じます。
厳しい事を申し上げてしまっておりますが、これがこれからご開業されると云う事の一端でもあり、そう云うご経験を重ねて行きながら不動のクリニックを作り上げて行く事になる訳ですので、始めの時点で凹んでしまう事無く上手く受け流しながら先へ進む事を重視される事をお勧め致します。

posted by 医院開業物件パラダイス at 18:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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