2019年07月03日

ご開業物件の多様化でも・・・

前にもお話として出したご開業用物件についての多様化と云うか選択肢の増えた事に対しては、これからのご開業をご検討されておられるドクターにとっては、物件選びの方向性がアップしたと云っても良いと思えるのですが、如何なものでしょうか?
と云うのは、今迄の物件の形状としてのビル診・戸建・建貸しと云ったものの他に、最近の動きとしては(本当は余り最近でもありませんが)ドラッグストア物件と云う物が増えて来ており、実際にその物件でご開業されているドクターの状況を拝見すると、これが結構流行っており患者さんにとっても利便性の高い医療物件として認知されていることが判ります。
殊に、中規模以下のクラスのドラッグストアではあまり効果が上がっていない様にも感じられるのですが、ある程度の大規模店舗の医療用テナントの場合には、下のフロアが大規模ドラッグストアであり、そのフロアを目指して日々通っている内に上のフロアにも医療テナントが入っている事が自然に刷り込まれ、何かあれば日頃から通い易い物件にある医療施設へ自然に足が向いてしまうと云う、他の物件には無い刷り込み効果が大きく影響を患者側に与えている事が良く判ります。
しかも、待合が混んでいたり買い物を済ませてからと云った、患者さん側の欲求に合わせてドラッグストアを有効に使える部分が、患者さん側の実利的な部分にも満足効果を与える結果になる為、非常に多額の広告宣伝費を使っていなくても構造的に潜在患者を集める効果を持つドラッグストア併設医療テナントと云う形態は、今迄の医療モールや戸建診療所とは一線を画する魅力を秘めた物件だと云う事が出来ます。
従来型の医療用テナントの場合には、多くの商業的な顧客が集まって来る所謂マグネット物件が近隣にあると云う事が、一つの物件の売りとしての要素に挙げられておりましたが、この大規模ドラッグストア併設物件の場合には、始めからそのマグネット物件上に医療テナントが併設されていると云う利点が大きい為、その物件の周辺に何も無い方が却って有利に働くと云った結果を招く形になっており、更にはそれらの物件には必ず必要十分な顧客用の駐車場が設備されており、その使用料についてもほぼタダと云う場合が多い為、戸建診療所を構えて駐車場代金を其々のクリニックが数台分ずつ負担すると云った形態も無い為、非常に資金的にも楽でありメリットが大きいと云える訳です。
但し、今迄のドラッグストア併設医療用テナントを見ていると、その殆どは付け足しの様な形状であって上が空いているので、良かったら如何でしょうか?的な誘致方式であったりした為に、意外に魅力に欠けていてあまり注目をされる事も無いと云う現状が有りました。
しかし、恐らくこれから先についてはドラッグストアとしての潜在的な魅力の増大と共に、併設される医療テナントについても新たな視点での検討をされるドクターが増えて来るのでは?と思っており、必ずしも周辺エリアの人口を基にして計算する診療圏調査書の数字だけを当てにするやり方で無くとも、競合の少ないドラッグストアエリア内の物件であれば、その医療テナントにご開業された場合には、診療圏以外のエリアからも患者さんを取り込む形が、自然に形成されて来るのではないでしょうか?
その意味に於いては、ご開業物件がいよいよ多様化してきたと云う事も云えるのではないでしょうか?
何処で、どの様にしてご開業されるのが、将来的に渡って有効なご開業の手段となるのかを、今一度、熟慮する必要が出て来て居る様に感じられます。
posted by 医院開業物件パラダイス at 17:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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