2019年07月07日

ご開業希望ドクターが気を付けるべき点

これからご開業をご検討されているドクターの皆様は、少しでも患者さんが多く集まる場所で来易い環境の物件を探しておられる事かと存じますが、それらの外的条件だけが良ければ患者さんがどんどん集まると云う事でも無いと云う事を、ご承知置き頂く事も重要な事かと存じますので、これからそう云った事も含めて、少しだけお話をさせて頂ければと存じます。
まず、物件探しをしていてご自身の診療に適した物件であり、診療圏調査の数字もまずまずだと云う案件があったとして、それが調剤薬局様の管理物件で無い場合には、ドクター側からその物件管理会社へご自身のご希望される入居条件をどんどん申し入れていると、場合にもよりますが物件の素性が良いと云う事を自認している管理会社側からすれば、余りにドクター側が条件を色々と付けて来ると、何もそのドクターでなくても開業希望のドクターは幾らでもいるから、余り煩く条件交渉をしてくるドクターについては、こちら側からお断りをしようと云う事を言い出す場合もありますので、その辺りの駆け引きを上手くやらないと折角見つけた物件を他人に持って行かれる事にもなり兼ねませんので、注意が必要です。
また、本当に素性の良い物件の場合には、管理会社自身でその事は良く判っているので若干強気でもあり、今迄様々な物件の下見等をしてきたドクターにしてみれば、調剤薬局系の管理物件に於いて特に全てのテナントが埋まっていなかったりする物件だと、管理会社側の方でドクターに都合の良い条件提示をしたり、ご開業日までのフリーレントを条件にしたりと云った事もある訳ですが、結局これらの条件提示をすると云う事は、それだけ人気が余り無い物件であるからこその条件提示であり、その辺りの事をシッカリとご理解されないでいて、どの物件についてもゴネれば物件管理会社側が何とか折れるだろうと云う形でグイグイと進めると、ある時点でお断りを言い渡されるケースもあったり致します。
勤務医時代の業者様とのお付き合いと同様に考えていると、それらの人達とは全く異なる対応をする会社もあり、中にはワンマン社長の持つ物件で自分が一番と云うスタンスの社長様の場合には、ドクターが条件提示をした段階で直ぐに「嫌なら余所を当たってくれ」と云う事で、切り捨てられる事も実際にありますので、誰もがドクターの云う事であれば、ハイハイと聞く訳ではないと云う事を良く認識する事も大切です。
どうしてもご開業物件についての条件を様々付けたくなる事は良く判るのですが、患者さん達が多く集まると云うのは物件が良い立地にあると云う事だけでは無く、結局の所はそのドクターがどれだけ患者さんに寄り添えるのかと云う部分が重要な訳であり、どんなに立地が良くても医療機器類が揃っていても、また物件自体も申し分の無い物であったとしても、ドクターの人間力が伴わないと患者さん達は1回来ればドクターの人柄や診療スタイルを見抜いてしまいますから、自分に合わないと思えば二度と通っては来ませんので、その辺りの事をシッカリと認識した上で、物件に関して若干の条件面での不満点があったとしても、その物件の場所で開業したいと思うのであれば、その物件でのご開業を真剣にご検討するべきだと思う訳です。
どれだけドクター側にとっての条件を良くして頂いたとしても、肝心のドクターが患者さん達に人気が無い様であれば、半年もすれば患者さんは離れてしまったりするものですから、物件選びの事も重要ですが、まずご自身がどういった診療をして患者さん達にどの様に接するのかと云う部分を、より深く掘り下げてご自身を見つめ直す事もご開業と云う点においては重要かと存じます。
それと、スタッフ選びについては、ナースについてはドクターの片腕となりますから選定に於いてもシッカリとご検討されるケースが多いのですが、受付スタッフについてはどうも軽く見てしまうドクターが多い様に感じられ、本当はクリニックの顔として重要なのは受付スタッフであると云う現実を理解されない方もいらっしゃったりするのですが、これらを軽んじる事は非常に危うい事になり兼ねませんので、本当にシッカリと選定する必要がありますから、受付を軽く見る事はご自身のクリニックを患者さん達から軽く見られる事になり兼ねませんので、気を付ける必要がございますし、受付募集の折には給与についても余り安い金額提示をしていては、それなりの人物しか応募して来ないと云う事も認識する必要がございますので、是非、これらの事を心の中に留め置いて頂ければ大きな失敗を防げるかと存じます。
以上、幾つかの点をお話致しましたが、結局の所、物よりも人が重要だと云う事を、是非、ご理解頂ければご開業についても必ず上手く行く事かと存じますので、これらの点にお気を付け頂ければより良いご開業をする事が可能となります。
posted by 医院開業物件パラダイス at 23:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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