2019年08月12日

開業希望ドクターが増えていると云う感触と、その影の部分

やはり次回の診療報酬改定に絡む考えからなのかも知れませんが、開業希望のドクターが増えている感じがすると云うお話を最近よく耳にします。
弊社自身でも漠然とではありますがその様な感触を持つ事もあり、周辺で云われている様にそう云った形での動きが有る様にも感じます。
しかし、そう云う中においても開業希望のドクターについて客観的に見ていると、どうも様々な開業セミナーに出てみたり開業本と云われる物を読んだりしていて、其々の書き手が述べた事或いは主張する事をそのまま鵜呑みにしていて、それによって何となく開業についてのノウハウを理解したつもりになっている方もいらっしゃられる様に感じます。
しかし、こういった事はある意味流れの理解と云う部分では役立つのかも知れませんが、逆に言えば本当に必要な知識とは言えない部分までも拾って来てしまっている為に、実際のご開業準備段階に於いてそれらの事が邪魔になって事が進まなくなるケースも有る様に思えます。
開業セミナーや開業本の記述には、大まかな流れの中の解説者や書き手の得意な部分をピックアップして説明し、その前後にある些細であっても本当に必要な部分が欠落している内容のままそのお話を進めてしまう傾向が有る為、その全ての流れを知らないままにそれらの事を頭に入れたドクターはその事に捉われたり執着しながら事に当たろうとするので、中々全体の始めの部分が形成されずに先へ進めなかったりすると云った事実があったり致します。
開業セミナーに参加したドクターが、そのままそのセミナーの主催者へ開業準備を申し込んで事を進めて行く場合には、特段問題も無くお話の通りの流れだと云う形で進められるのかも知れませんが、そうで無い場合や開業本にはこの事が重要と書かれていたのでそれを先にしましょうだとか、色々なセミナーにも参加してみたがこの部分が重要だと云う事を複数云われていたので、それをやらないのはどうしてなのか?等のお話が出たりする訳ですが、そう云ったセミナー等の解説をしている担当者さん自体がそれ程の経験をしていないケース等もあり、余計な手間を掛ける事についてその事をとても重要と云う風にお話すれば、何も分からない人が聞けばそれも最もだと云う具合に納得もするでしょう。
しかし、ご開業の準備期間には限りのあるドクターも多々おられますし、まして始めからの手順についての説明を出来る場合にはそれでも結構ですが、ネット等を通してのやり取りがメインになって直接のご面談時間の取れないドクターの場合には、そう云った細かな説明もメールで長々する事も出来ず、要点だけの説明になってしまうと理解をして頂き難い状況になったりも致します。
特に最近はドクターがメール等でのやり取りを好む傾向もあり、一昔前の様に直接面談をしながらお話をする場面が少ないですから、どうしても言葉足らずになったりニュアンスの捉え方に不足が出ていたりする場面もあり、本当に全ての理解をして頂くには時間もかかったり致します。
勤務医から開業医への転身の場合には、やはり人とのコミュニケーション能力の部分で対患者さんについては特に重要になりますし、ご開業準備段階からそう云った事にも気を配り、業者さんやコンサルの担当者等も含めて様々な人との繋がりとコミュニケーションを積極的に図る努力も必要かと存じます。
兎に角勤務医とは異なり開業医になった場合に於いては、患者さんのお話をしっかりと受け止める人柄とその能力が備わっていないと、直ぐに患者さん達から遠ざかられてしまい、売り上げ減にも直結すると云った事を肝に銘ずる事が必要だと思われます。
そう云った意味合いに於いては、開業本や開業セミナーに於いても本当に必要な情報が何であるのかと云う部分をシッカリ捉えながら、その事がご開業の後に自分にとって有益な内容であるのか否かと云う部分を基準にして、そう云ったお話や説明を聞く形にならないと単なる場所や物件の説明であったり手順についてをあれこれ聞いてみても、実際にドクターがそれらの事に手を出す訳でもありませんので、不要なお話について感心しながら聞く必要も読む必要もないと云う事なのです。
そう云う弊社に於いても開業セミナー等をしたりも致しますが、その場合に於いては物件の選び方等の他にご開業の後についてのドクターの心の在り方や患者さんへの接し方、HPを含めた広告宣伝の費用を必ず取っておく事等、具体的な売り上げ増大に結び付くお話をさせて頂いておりますが、殆どの開業セミナーや開業本にはそれらの本当に必要な開業後の情報が欠落している様に感じられますので、それらのお話等だけを信じて開業のプロへ注文を付けるやり方は、ドクターであっても良くお考えになられてからの方が宜しいように思われます。
開業支援をすると云う事は、そのドクターに全ての面で上手く行って欲しいと云う事でお手伝いをさせて頂く訳(少なくとも弊社に於いては)ですので、その行動を規制する様な形でのご意見は不要ですし、聞きかじりの薀蓄も既に判っている初歩のお話になってしまいますから、そう云った事でコンサル会社を試す形で付き合うのではなく、もっと相手をリスペクトする心を持ってお互いに信頼関係が築ける様なお付き合いをされる事こそが、本当に上手く行く形でのご開業準備とご開業に結び付くのではないかと考えます。
その為にも、ご開業準備期間に於いては出来るだけ開業支援の担当者とは連絡を密に取りあい、直接お会いする機会を増やす努力が必要かも知れません。
posted by 医院開業物件パラダイス at 17:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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