2019年08月26日

ご開業時期と退職時期との関係

これからご開業を検討されておられるドクターにとっては、現在のお勤め先をいつ頃ご退職して、どの様な形で新たにご自身のクリニックをご開業されるのかと云う部分について、具体的な時期等をシッカリとお考えになられていない方が多い様に感じられます。
常に働いている場所での通常勤務をしながら、先のご開業についての検討をする際に、どうしても物件情報やその物件についての診療圏調査の結果等が優先的に気になってしまいますから、ご自身の勤務先をどれ位の期間で退職出来るのかと云う部分が意外にあやふやであったり、簡単に考えてしまうケースもあったり致します。
しかし、勤務先の経営者にしてみれば、急に辞めますと云われてもそのドクターの代わりになる人を探さなくては経営に響いてくるお話ですので、簡単に「はい、そうですか」と云う事で済ませる訳にはいきませんし、そのドクターの代わりを探す期間も含めてある程度の期間を置いて、ご自身が辞めるタイミングを見計らっておきませんと、余りに性急な辞め方をした場合には恨まれる事にもなり兼ねず、結果的に良い形で終わらせられないケースにもなって参ります。
弊社に於いても、ご開業のお手伝いをさせて頂いたドクターの方々がお辞めになられる際には、必ずその時期的な部分で余裕を持った時間をおいて前倒しでお話をされる様にお伝えを致しておりますが、特に医局がらみでのご退職の場合には年単位での時間を見ておかなければ、まず辞められないと云う部分もございますので、この点には非常に注意が必要になって参ります。
ですので、ご開業時期とご退職時期の連動を考えて時には、必ず開業支援をするコンサル会社へ相談した上で、ご開業物件の入居可能時期と共にご退職が可能な時期との擦り合わせをしながら物件の検討をされておかなければ、物件を押さえて置く為に余計な空家賃を支払う羽目になってしまったり、空家賃の支払いを出来ないと云う事で物件を他のドクターに持って行かれたり、逆に物件がここしかないと云う位の物であってもご自身の勤務先を辞められないと云った事になって、最悪の二択を迫られる事になったりも致します。
ですので、もしご開業のご検討をされる事になった場合には、いつとは言わずともご勤務先の方へは、軽く近い将来において開業を考えていると云う旨を、上司なり経営者に対してお伝えしておく事が肝要かと思われます。
そう云った下準備の軽い物から始めて行き、ある程度勤務先の経営者の方でもこのドクターはその内に退職を考えていると云う事を理解して居て貰えば、具体的なお話になった際にも急なお話でと云った形で激怒される事も無く、出来るだけ円満に辞める事も出来る訳ですので、その辺りについては大人の行動が求められる形になって参ります。
意外にドクターの方々は、ご自身の事に集中する余りに回りの状況や立場を忘れるケースが多々あり、急に辞められても困るよ等と文句を言われたり恨まれながら辞める形は、ご自身の新たな船出に対してもあまり気持ちの良い事ではありませんので、この辺りの時期的な事は事前に良くお考えになられる事をお勧め致します。
お辞めになられる期間としては、大体1年前に言うパターンと半年前には云うパターン、後はバイト先等の場合に於いては3か月前位でも大丈夫と云うケースもあったり致しますが、やはり勤務先の経営者の事を考えて迷惑を掛けない様にするには、最低半年前には具体的なお話をしておく方が宜しい様に思われます。
具体的にご開業の準備期間としては、物件が決まっている場合に於いては約半年位の時間でご開業まで漕ぎ着けられますので、物件の確定と共にご開業の時期にも気を配り、ご自身の科目に於いてはどの時期に開業すれば最も効率の良いご開業が出来るのかと云った部分も考え併せて、ご開業の時期の決定とご退職についての時期もお決めになられるのが宜しいかと存じます。
保健所や厚生局への届出の際には、実際の開業日より1ヶ月早い時期に開設届の提出をしなければならず、開業日の1か月前にはそのクリニックの開設者として登録を受ける形になりますので、実際のご開業日の1か月前にはご勤務先からご退職をされている事が必要であり、更に云えばご開業日の2か月前位には完全なフリー状態になっておられた方が、スタッフ募集における面接や電子カルテの作成入力作業に余裕を持って望めますので、精神的に楽になりますしご自身のクリニックへ注力出来ると云う部分に於いても、ご開業日の2か月前位にご退職をされている事をお勧め致します。
posted by 医院開業物件パラダイス at 12:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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