2018年11月04日

新規ご開業をされたドクターの気持ち

つい先日11月1日にご開業されたドクターが、ご開業当日のお昼休みに私にお話をされた中に、ご自身の率直なご感想の部分がございました。
始めは開業する事についてはごく簡単なお話であり、物件さえしっかりと見ておけば後は何とかなりそうだと云った、気楽な考えでご開業のご検討をされた様でしたが、いざ実際にご開業の準備を進めて行くと、随分とドクターご自身が動かなければならない事やご自身でのご決定事項等も多々あり、コンサル会社さんが付いていれば、その方に任せておけば何とかなる位のお考えの様でしたので、実際にご開業の準備を進めていく内に、始めにご自身が考えていたのとは大きく異なり、人任せにしているだけでは殆ど事が進まない事を漸くご理解されて、準備期間の時間設定をご自身で短くしていた為に、非常に大変な思いをしてしまったと云う事をお話されておりました。
つまり、ご開業の準備について簡単に考えて舐めていたと云う事を仰られておりましたのですが、私自身も始めの内にドクターの方から代理人として動いて頂くと云ったお話をされましたので、飽くまでも弊社はコンサル若しくは開業のコーディネーターであり、ドクターの代理をする訳ではありませんので、はき違えて欲しくありませんと云うお話をしておりました。
普段から、病院内においてはご自身の診療以外の部分に於いては、他のスタッフが其々動いてくれていた環境下にあり、特に細かな部分等を様々に考える必要の無かった病院勤務時代とは、ご開業と云うものは全く異なりますので、ご開業されると云う事がどういう事であるのかと云う事を、シッカリと自覚された上でご検討される事が、ご自身の将来的な部分に必要になって参ります。
ご開業されますと、スタッフを雇い入れるのですが、スタッフ全員がドクターの方を見て指示を待つ形になりますので、ご自身がリーダーシップを発揮しなければ、何事もスムーズに前には進みませんし、スタッフを当てにして任せきりにする態度を取ると、直ぐに軽く見られてしまって統率のとれないクリニックになり兼ねませんので、非常に注意が必要になって参ります。
ご開業される前と云うのは、ドクターの頭の中で将来的には何をどの様にして行こうとか、様々な希望や夢が膨らむものなのですが、実際には着実に売り上げを上げながら内部留保を蓄えて行かなければ、将来的な展望が中々スタート出来ないと云う現実もございますので、まずは、シッカリとした売り上げを計上して行く方策を考えて行くべきかと存じます。
その上で、温めていた夢や展望を実現化して行くと云う姿勢にこそ、スタッフが付いて行くべきドクターであると認める形になるのだと思いますので、思いだけが先走ったり大風呂敷を広げる事等はせずに、着実にしかしスタッフへの対応にはケチケチせずにクリニックの運営をして行って頂ければ、先は明るいと云う事が言えると思います。
ご開業については、様々なお考えで動かれるドクターがおられますが、どのドクターにも共通していえる事として、まずお一人だけでのご開業準備と云うものはかなり厳しいと云う事であり、やはりそこにはプロとして動けるコンサル会社さんやコーディネーター会社さんを間に噛ませてお話を進めるのが、最も安心してご準備を進められるお話かと存じます。
そこで、さらに一歩進めて考えて見られるのが良いと云う部分に、ご開業直後についてはどうしますか?と云う部分であり、ご開業のご支援をされる会社様に於いては、その殆ど全ての会社がご開業と共に先生の元から去って行ってしまうと云う現実がございます。
成程、ご開業支援と云えばご開業するまでの準備のお手伝いと云う意味にもなり、ご開業当日から先は関係ございませんと云うスタンスですから致し方の無い事ですが、実はそのご開業後から約半年の間がドクターにとって、最も心細くなるブルーな期間に当たる訳であり、その時期に誰にも相談出来なかったり、売り上げ的に大丈夫なのか否かも判らず、只不安と闘う形になってしまう訳ですので、この部分までをサポートしなければ、本当の開業支援と云う言葉を使うには無理が有る様に感じられ、その事を以前から不義理の様に感じていた弊社としては、開業のお手伝いをさせて頂いたドクターへの細やかな恩返しと云う意味合いによって、ご開業の後については無料で適時お伺いさせて頂きながら、ドクターのお相手や売り上げ的な部分についてのサポートをさせて頂いております。
この様なご開業後のサポートについては、殆どの会社様に於いては有料での経営補助として請け負う訳ですが、その時点に於いてドクター側では会計事務所との契約もされている訳であり、二重の顧問料支払いを開業当初からさせる事を防ぐ意味に於いて、弊社に於いては無料でのサポートをさせて頂いている訳なのです。
商売と云うものは人と人との繋がりに於いて、お互いをリスペクトする所から始まる訳ですので、その気持ちの無い方については弊社としても長いお付き合いは難しいと考えており、お付き合いをさせて頂く以上は使い捨ての単なる一業者と云う見方をされるのであれば、お付き合いは難しいと云う事ですし、ドクターと弊社の関係性に関しても上でも下でもございませんと云う認識を持って、真摯にお仕事に取り組ませて頂いております。



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2018年10月29日

銀行融資受けの際に、気を付けるべきポイント

ご開業をされるドクターのほぼ全てと云ってよい位の先生方が、銀行などの金融機関からの借り入れをされる訳ですが、そう云った際に気を付けるべきポイントを簡単にお話したいと存じます。
まず、融資を受ける際には事前に事業計画書と云ったものを作成する訳なのですが、それはどこかの会計事務所に依頼して体裁だけ繕う形の物では無く、本当にその先生ご自身がその場所で診療を先生のスタイルでやった場合に、どれ位の患者さんが集まって幾ら位の売上が予想でき、更にその場所での家賃や固定費用や材料費などを勘案して、本当にやって行けるのか?売り上げを高く出せるのか?と云った事を細かく検証した内容の事業計画書が作成できなければ、そもそもご開業のスタートをする事自体が危険だと思われます。
その中でも、その場限りの計算では無く、その先生がご成功されて売り上げも順調に伸びて、医療法人化をされた時の事も検討しておく必要がありますので、常に先の先まで検討する必要があるのです。
それは何かと云いますと、融資を受ける際には設備資金と運転資金にお金を分けて借りる事になるのですが、金融機関としてはシッカリと貸しを作れる医療機器類や内装料について、貸出口座を別に設定して設備資金のみしか運用できない講座を設けるのが通常なのですが、この部分については医療法人化した後もその法人にそのまま移行して引き継ぐ事が可能なのですが、様々な用途に使用する運転資金についてはドクターご自身が引き継ぎ、医療法人には引き継げないと云う事がございます。
よって、まずは借入資金を明確に分けて借り入れをする用意をしておく必要がございますし、更に云えば、その設備資金を使うに当たっても気を付けておくべき点として、現金買いをする医療機器類については問題ありませんが、リースを組む場合にはその金額は通常設備資金とは見做されませんので、金融機関への提出書類について医療機器の見積書を一括でそのまま出すのではなく、注釈をつけてその医療機器類の見積書の中で、どの部分についてがリース契約をするものであるのかを、明確にしておいた方が後々の為になるのです。
それは、リース契約をする積りの機器類の総額も一括で購入すると云う勘違いをされてしまいますと、リース契約分は設備資金に入れないと云うルールのもとに於いては、そのリース扱いの医療機器分についての金額は、一度別口座へ振り込まれて固定されるとその中で使用されなかった場合には、その残額を運転資金には回さずに貸主の金融機関に回収されてしまう事になり、借り入れ側としては非常に痛い損失に繋がるからなのです。
この様な事は、実際の現場に於いて金融機関からの説明も不足しがちな事であり、また、ドクター自身もその様な融資受けの経験がほぼ無いのが実際ですので、判らないまま事が過ぎてしまい、後になってもめる原因になったりも致しますので、この様な部分の細かい点であっても注意される事をお勧め致します。
弊社に於いては、そう云った部分についても借り入れの際には金融機関様の方へ一言申し上げながら、そう云ったトラブルの元になりそうな事案を事前に回避する様にお話をさせて頂いておりますので、そう云った点においても是非ご相談頂ければと存じます。
posted by 医院開業物件パラダイス at 22:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月21日

ご開業までの準備期間が短い場合・・・

今回のご開業される先生の様に、ご開業される日がご退職日からのカウントで1ヶ月を切る様な状況の場合には、それ以前にどれほど時間が有ったとしても、準備期間としては不十分な時間であると云わざるを得ません。
何故ならば、何を決めるにおいてもご本人であるドクターのご意見を反映させる事が出来ないのであれば、こちら側で勝手に決める事は出来ませんので、必ずドクターのご意見を伺いその意思に沿っての決定があって初めてそのパートが進むと云う形になりますので、そのご意見を伺う機会が無かったり聞けても完全な形でなければ、いつまでもその決定を待つ事しかできませんので、いつになっても先へ進める事が出来ないと云う形になり、全体的に非常に手間のかかる作業になってしまいます。
しかし、ご本人がコンサルに依頼していれば何とかなると云った形で気軽に考えておりますと、間際になってご自身の時間が自由になった時点でこちらとしてもご決定して欲しい案件があれば、ドンドンと聞いて行くしかありませんので質問を積み重ねる形になり、結局ご自身が時間的に大変窮屈な思いをする事になってしまう訳なのです。
その事は他から見ていると、非常にコンサル等が手抜きをしていて何もして来なかった様に映る可能性が高く、この間際の時間によってご本人よりもその周辺の方[例えば奥様等]からの評価を落としてしまう結果になりがちなのです。
これは、ある意味致し方の無い状況ですから、その様に見られたとしても仕方の無い事ですが、それでもその様に見られる事はやはり気分の良いものではありませんしハッキリと云えば不快な訳ですが、事情の分からない人にこちらの事情を説明して見た所で殆ど何も意味の無い事ですから、何を言われようともこの辺りについては無言を貫くしかないと云うのは、結構精神的には宜しくない状態ですね。
しかし、こちらもプロとしての意地もございますから、その様な状況であっても勿論文句等は言いませんし、粛々と事を進める事によってのみ問題の解決を図る姿勢を貫くのみでございます。
まあ、この様にご開業時期に直前までご退職をされないと云うドクターの場合には、非常にお手伝いをさせて頂くこちら側も大変なのですが、先生ご自身も非常にご負担を抱える事になると云う事を、是非、覚えておいて頂けると宜しいのでは?と思っております。
特に、今回の先生の場合には、弊社をご本人の代理人と云った位置づけで見ており、この勘違いが後々お話の食い違い等に反映されて来る事にもなり、ご開業のお手伝いをする会社に対しての信頼感を持つ事は非常に良い事なのですが、その会社におんぶする様な感じで依頼する事は、決してご本人の為には良く無い事ですし、これからご自身でご自身のクリニック運営でスタッフ達を引っ張って行く事になる人が、他人であるコンサル会社に頼って丸投げをしている様では、人を統率する事が難しい様に感じられてしまいます。
今回のドクターの場合には、その辺りの自覚が徐々に芽生えてきたようにも感じられますので若干安心をしておりますが、本当に大変な状況や難しい選択をする場合に於いて、クリニックの院長と云う立場で常に考えて行く癖をつけておきませんと、ご開業の後にご自身が大変苦労する形になってしまいますから、事業を始めると云う事の意味を良く考えながら、ご開業準備の期間と云うものについても良く考えて、ご退職の時期等についても慎重にご検討される事を強くお勧め致します。
通常では、ご開業される日の2か月前には完全にご退職をされている形が一般的であり、その位の時間的な余裕があれば大抵の事は事前に上手く済ませる事が出来ますし、先生ご自身も時間的にそれ程切羽詰った形で物事を決断する必要性もありませんので、これからご開業をご検討されるドクターがおられる様であれば、是非、時間的に余裕を持ったご開業のスケジュールをお立てになります事を、お薦め致します。
その際には、是非、様々なケースでのご開業のお手伝いをさせて頂いている弊社の方へ、お気軽にご相談を賜れれば幸いに存じます。
posted by 医院開業物件パラダイス at 16:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする